9日に大阪を出発し、大雪の影響で福井県内で足止めになっていた特急サンダーバードが、10日夜遅く、32時間余り遅れて金沢駅に到着しました。
9日午前に大阪駅を出発した特急サンダーバード17号は、福井県内で大雪のため足止めになり、およそ30人の乗客が福井駅で一晩を明かしました。除雪が進んだことから10日夕方に運転を再開し、午後11時前におよそ32時間40分遅れて金沢駅に到着しました。
京都から乗車したという男性は「9日の11時に京都発で、13時半に金沢駅に着く予定だった。しんどかった」と、疲れ切った様子でした。別の女性は「カロリーメイトや水を差し入れてもらった」と話していました。大阪から富山に向かっていた男性は「あわや2泊目というところだったので、来られただけよかった。新幹線になれば在来線みたいに止まることも少なくなると思う」と語りました。
車内では食事や飲み物が配られ、一部の乗客は近くのホテルに宿泊したということです。
JRによりますと、特急「サンダーバード」と「しらさぎ」は、11日も大雪の影響で午前の一部列車の運転を取りやめることにしています。また普通列車も北陸線と七尾線ともに始発から本数を減らして運転するということです。
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